今治市の公文書改ざんの告訴状を
    検察庁に提出しました 
 (今治市民ネットワーク)



 現在提出のみで、受理されるかどうかはまだ分かりません。

検察庁提出
 2018年3月9日(金) 松山地方検察庁今治支部

記者会見
 その後、提出理由についての記者会見を「今治市役所 記者クラブ」にて行いました。

理由
 当会が今治市に情報公開請求し開示された公文書から、今治市が公文書を書き換えていることが明らかになりましたので、検察に告訴状を提出しました。
 森友学園の偽造・改ざん文書に対して現在大きな問題となっていますが、この様な国政の国家ぐるみの公文書偽造・改ざん問題は地域にまで影響しております。それをなんとか食い止めなければ、もはや地方行政への信頼崩壊につながります。

内容
 2015年6月5日の国家戦略特区WGヒアリングについて2015年6月8日に作成していた今治市の復命書を、その後書き換えていた件。
 内閣府が2017年3月6日にWGヒアリング議事要旨を公表するに際して内閣府から「確認メール」が届いており、今治市企画課はその意向に沿うように書き換えた公文書を作成し、それをその後の情報開示に用いました。
 その書き換えは、単なる、議事要旨の公表に際して、聴き取り間違いやニュアンス間違いを正したという程度ではなく、出席者や発言内容までをも削除、改変したものであり、改ざんにあたるものです。
 これらの罪を犯した菅良二今治市長以下、供覧箋に押印し、かかわった被告訴人を検察に告訴いたします。

 何が書き換えられたのか?

 改ざんが見つかったのは、今治市の職員が2015年6月5日に国家戦略特区のワーキンググループ(WG)委員によるヒアリングを受けるため、内閣府へ出張した時の報告書(復命書)
 市の職員服務規程では、出張者が帰庁した場合は速やかに出張内容を報告することになっており、同8日付で菅良二市長あてに復命書が作成された。

@ 2016年12月6日に情報公開請求で部分開示された2015年6月8日付のもの
A 2017年6月2日に情報公開請求で全開示された2015年6月8日付のもの
同じ日付の復命書が2種類あることになる。


2種類の復命書はどこが違うのか?

・ 枚数が4枚と2枚。(黒塗りされた方が、かなり文字数が多い)
・ 出席者と思われる行が、7行も少なくなっている。
・ 印鑑が押されている場所や印の数が違う。
・ 合議の総務部長の項目と印がない。


15年6月5日の国家戦略特区WG委員によるヒアリングとは

 今治市が初めて官邸に招かれた2015年の4月2日(内容は非公開)から2カ月後の6月5日に、「国会戦略特区諮問会議WG委員によるヒアリング」が開かれ、ここで今治市は国際水準の獣医学特区であるという提案をした。今治市は以前の構造改革特区での提案を諦めて、国家戦略特区での提案に切り替えたことをこの日公式に明らかにした。


この報告書の隠された黒塗り部分の内容は?

 2018年2月3日、今治で行われた講演会「前川喜平氏 加計学園獣医学部問題を語る」で、前川さんは次のように話されている。

 「しかしこのWG会議には加計学園の担当者も同席していたことがわかった。これはずっと隠されていたが、後に内閣府は認めました。しかし、それは公式な立場ではなく、説明補助者という立場であって、公式な立場ではないのでその発言は記録していませんと言っている。
 ・・・でも実際には、WGの委員と加計学園の方との間のやりとりがあったはず。おそらく、これは私の推測ですが、加計学園に「新しい獣医学部で教員を確保する見通しは立っているのか」というような質問があって、「ちゃんと教員は確保できる見通しです」と、まあこのようなやり取りがあっただろうと思われる。
 ・・・しかしそれは議事要旨にも議事録にも出てこない(出せない)訳です。何故かというと、まだ加計学園は事業者として決まっていない。事業者として決まっていない者が出てきて、教員は揃ってますというのはおかしい。だから隠されている・・・」



 今治市の復命書の中には、本来あってはならないこと(事業者選定において公正・公平ではない、加計学園ありきがわかる)が書かれている。それに対する「確認メール」が「内閣府」から今治市にあり、市は、内閣府が作った「WGヒアリング議事要旨(2017.3.6)」に沿った復命書に書き替えることを選択してしまったのではないでしょうか。


 今治市が作成した国家戦略特区WG出席の復命書↓

@ 2016年12月6日に部分開示されたもの↓  A 2017年6月2日に全開示されたもの↓